2016年11月08日
葬儀は近親者のみで行いますという言葉が新聞の死亡欄によく載っています。続けて、後日お別れ会を開催しますと書かれている場合もあります。今、葬儀は家族葬が主流です。それを選ぶ理由は、家族の中に高齢者が多いので業者に葬式を依頼しても見送る側の負担を最小限にしたいというのがまず一つと、長期闘病や介護生活を送っていたので、遺族への負担もあり遺族の健康状態を考慮したいというのもあります。また、自ら命を絶ってしまったり特別な事故死など、死の理由を公開したくないので最小限の参列者にとどめたい時や、少子化の影響で参列者が少なく、近所や職場での交流も少ないのであまり人づきあいがなかったということも挙げられます。
人づきあいの少なさ、つまり無縁社会を解決するには葬式について積極的に考えることが大事です。本来は親しく交際してきた人々に見送られたいという本音が見え隠れしており、前向きな葬式を考えることが大切です。